やったこと

その時々でやっていること

Claw44作成ログ(自作キーボード)

 自作キーボードの「clow44」を作成したのでその備忘録を記します。

 

基本はここです。

blog.yfuku.com

 

自作キーボード作成の段取りはだいたい以下のようになります。

 

ソケットタイプ(今回)

ダイオードの取り付け

②ソケットの取り付け

③TRRSジャックとリセットスイッチの取り付け

④ProMicroの取り付け

⑤アクリルプレートの取り付け

⑥キースイッチの取り付け

ファームウェアの書き込み

 

では早速作っていきます。

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Claw44が届きました

 

1.ダイオードを曲げる

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ダイオードを曲げていきます

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リードベンダーを使うと楽です

 

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穴の幅に合わせましょう

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ダイオードの向きを間違えないように

 

※半田のあとに余った線をカットすると衝撃でクラックが発生するので先にカット。

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余計な線がない方がはんだ付けしやすいです

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スルーホールのはんだ付けは表面実装より簡単

 

2.ソケットの取り付け

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ソケットを取り付ける場所にあらかじめ盛りハンダをします

 

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溶けたら押さえつけて冷まします

 3.TRRSジャックとリセットスイッチの取り付け

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表面にTRRSジャックとリセットスイッチを取り付けます

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裏面からはんだ付けします

 

4.ProMicroの取り付け

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ProMicroが開封済みということはfirmwareを焼いてくれているということ

 

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スプリングピンヘッダは小窓がProMicroに近くなるように取り付けます

 

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小窓が同じ向きを向くように取り付け(同じ方向を向いていればどっち向きでもOK)

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ブレッドボードに乗っけてはんだ付けすると楽かも

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フラックスを塗っておくと良いかも(塗らなくても難しくはない)

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仕上がりはこんな感じ

 

5.アクリルプレートの取り付け

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アクリルプレートについている紙を剥がします

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スペーサーに黒いリングを(作者の黒へのこだわりを感じます)

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こんな感じ

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基板の穴に通します

 

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表側から見るとこんな感じ

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ProMicroの保護プレートを取り付けます(まずはスペーサー)

 

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OLEDもいつかつけたいけど別売りだったのでまた今度

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裏側のプレートを取り付けます

 

6.キースイッチの取り付け

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スイッチを取り付けて動作確認をします

 

7.ファームウェアの書き込み

QMKのファームウェアがあるディレクトリに移動してビルドiしましょう。

人それぞれ環境が違いますが、私の場合は以下の3行となります。

cd e:\git\qmk_firmware →gitのディレクトリに移動(Windows10 & Msys2を使用しています)

make claw44:default:avrdude →リセットスイッチを押して左側完了

make claw44:default:avrdude →リセットスイッチを押して右側完了

自分でキーマップを編集する場合は「default」をコピーし、自分用のキーマップを作成して試行錯誤すると良いと思います。 

※上記説明がさっぱりわからない方は少しググって調べてみることをおすすめします。

 以下のサイトはわかりやすい気がする(Windows環境) 

KTUの自作キーボー道 ― 第4回 カスタムキーマップで自作キーボードを自分の分身とする 

 

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完成しました、ありがとうございました。

 

ErgoDash用 TRSケーブルの作成(自作ケーブル)

ErgoDashのキーキャップに合わせた3極ケーブルを作成しました。

※ここでは3極で作っていますがキーボード推奨のケーブルを使用してください。

 

必要なものをAmazonの商品リンク付きで列挙します。

※自作するにあたって実際にどの商品を買えば似たようなものを作ることができるのかネットで調べてもなかなか情報収集できなかったので今回は実際に使用し、かつAmazonで購入可能なもので自作しています。

 

素材

・3極ケーブル

・自作用3極プラグ

・パラコード 径が4mmのものを使用しました

・スリーブ なくてもいいです、使うとなんかちょっと高級感が出る

※在庫切れの場合は商品名でググれば楽天で見つけることが可能です。

・熱収縮チューブ

 

工具

・半田ごて

・はんだ

・ニッパー

・ケーブルストリッパー

 

1.作成したいケーブルより少し長めにパラコードを切断し芯を取り除きます。

 ※引っ張れば簡単に抜けます

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パラコードの芯を取り除く

2.3極ケーブルを切断し、パラコードの中に通します。

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パラコードにケーブルを通す

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パラコードを縮めると太くなるので通すのは簡単

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通すとこんな感じになる

3.作成したケーブルをスリーブの中に通します。※やらなくてもOK

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パラコードに通すのと要領は同じ

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パラコードもスリーブもケーブルより長めで余らせとくと良い

4.ケーブルを剥いてはんだ付けの準備をします。

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中の線が細いのでストリッパーがあると便利

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こんな感じ、4極なら線が増える

5.プラグにケーブルをはんだ付けします。

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L時のプラグを使用しました

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こんな感じに分かれているのでそれぞれにつけていきます。

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こんな感じにはんだ付けします。

はんだ付けが終わったら各々が接触しないか確認し適宜絶縁してください。

プラグのケーブル側の金具でしっかりとケーブルをかしめて固定します。

※赤と白はどっちがどっちでもいいですが、逆側も同じようにつけましょう。

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熱収縮チューブを装着し熱する

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こんな感じにしましたが熱収縮チューブで外側をコーティングするのもありです。

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片側が完成

6.逆側のプラグのはんだ付け

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逆側用のプラグの首の部分や熱収縮チューブを通しておきます。

逆側のプラグの首の部分や熱収縮チューブを通さずにはんだ付けしがちなので気をつけましょう。

 

7.綺麗にまとめて完成させます

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仕上げが美しくなるよう頑張ってください。

8.完成図

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完成です、ありがとうございました。

 

yosino58 作成ログ(自作キーボード)

自作キーボードの「yosino58」を作成したのでその備忘録を記します。

 

基本はここです。

booth.pm

 

1.ダイオードのはんだ付け。

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PCB右手側裏面

まず先にハンダを盛っておきます。

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表面実装ダイオードの盛りはんだ

ダイオードの向きを間違えないようにしてはんだ付けをしていきます。

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表面実装ダイオードの取り付け(写真上側のみ)

片側をはんだ付けしたらダイオードが浮かないように指先で押さえつけながらピンセットで押さえつけながら再度ハンダを溶かしてしっかりと取り付け、逆側もはんだ付けをする。

※危ないとご指摘をいただきましたので指ではなくピンセットを使いましょう。

 

そしてバックライトLEDのハンダ付けと続きますがそれは割愛します。(LEDの実装は大変なので別途指南書を探してください)

 

2.ProMicro(コンスルー)、TRRSジャック、リセットスイッチの取り付け。

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ProMicroへスプリングピンヘッダを差し込む

スプリングピンヘッダの向きに注意しながらProMicroに取り付けてはんだ付けします。

スプリングピンヘッダには「小窓が開いて金属が見える側」と「見えない側」があるのですが、上記写真のように2つとも同じ側を向くように取り付けます。

 

またスプリングピンヘッダには上下もあって、小窓がProMicroに近くなるように向きを注意しながら取り付けてはんだ付けをします。詳細については以下リンクの「helixビルドガイド」のProMicroの項がわかりやすいです。

github.com

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ProMicroのはんだ付け

PCB側(基板側)にははんだ付けは行いません(USBコネクタ部分がもげたときなどメンテナンス性維持のためだと思う)

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ProMicroとTRRSジャックとリセットスイッチ

PCBの表側にProMicroとTRRSジャックとリセットスイッチを取り付けます。ProMicroは写真のように四角い枠の中に空いている穴に差し込みます。

 

3.スタビライザーの取り付け

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スタビライザー

KBDfansは組み立て済みのものを送ってきてくれましたが、自分で組み立てが必要な場合もあると思います。ざっくりですがこんな感じになるように組み立てます。

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スタビライザーをつけるとこんな感じになります

金属の棒がPCBの内側に来るようにスタビライザーをセット。

 

4.キースイッチの取り付け

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アクリルプレートへのキースイッチのはめ込み(裏面)

アクリルプレートにキースイッチを取り付けていきます(画像はまだアクリルプレートにくっついている紙を取っていません)

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アクリルプレートへのキースイッチのはめ込み(表面)

キースイッチの下側にアクリルプレートがくるのでキースイッチをはんだ付けするとアクリルプレートは取り外せなくなります。スタビライザーなどのつけ忘れがないように注意しましょう。

 

5.キースイッチのはんだ付け

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キースイッチを取り付けるとこんな感じになります

キースイッチが浮かないようにセットして裏側からはんだ付けしていきます。

 

6.アンダーグローLEDの取り付け

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3箇所をはんだ付けするだけなので簡単

基板裏面とLEDテープの裏側の金属部分が接触しないように絶縁しました(マスキングテープで適当にですが)

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LEDテープ裏面の絶縁

7.firmwareの書き込み

QMKのファームウェアがあるディレクトリに移動してビルドしましょう。

人それぞれ環境が違いますが、私の場合は以下の3行となります。

cd e:\git →gitのディレクトリに移動(Windows10 & Msys2を使用しています)

make yosino58:default:avrdude →リセットスイッチを押して左側完了

make yosino58:default:avrdude →リセットスイッチを押して右側完了

自分でキーマップを編集する場合は「default」をコピーし、自分用のキーマップを作成して試行錯誤すると良いと思います。 

※上記説明がさっぱりわからない方は少しググって調べてみることをおすすめします。

 以下のサイトはわかりやすい気がする(Windows環境) 

KTUの自作キーボー道 ― 第4回 カスタムキーマップで自作キーボードを自分の分身とする

 

8.覚書

config.hの「RGBLED_NUM」が最初は12となっており、バックライトLEDが12個しか光らなかったのでここを29に修正して全てのバックライトLEDを光らせた。

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config.hのRGBLED_NUMの値

 

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とりあえず左側だけ完成